人生で初めて遊んだゲームって覚えてますか?同年代の知人は大体「ポケモンルビーサファイア」とか「お兄ちゃんが持ってたスーファミのソフト」とか言ってた気がします。
ボクは、これです。
ざっくりあらすじを書くと「お宝探しの冒険を経て莫大な財宝と城を手に入れたワリオだったが、城の自室でグッスリ寝ている間に集めた財宝全てを海賊達に奪われてしまったため、取り返しに行く」という感じ。
このソフト、保育園児の頃に兄の友人から借りて遊んでいました。その後、親にねだって自分用のソフトを買ってもらったり、前作続編とシリーズ作を遊んでみたり。
「ワリオランド2」はスーパーマリオシリーズと同じく、基本的にはステージのゴールを捜して、そこに辿り着くのが目的(マップはやや入り組んでいるのでメトロイドのスタイルにも近いかも?)。しかしマリオとは違ってこのゲームのワリオは不死身。いくら敵の攻撃を受けても絶対に死なない。それどころか、敵の攻撃をわざと受けて攻略する場面すらあります。
ということは…このゲーム、ミスやゲームオーバーという概念がありません。故に、ほんの少しの根気があれば、誰にでも絶対クリアできちゃいます。だからと言って、簡単ではないんですねこれが。穴に落ちれば這い上がらなければいけないし、ボスキャラの攻撃を受ければ前の画面に戻されて仕切り直しになる。でも、「はいミス、あんたの負け!終わり!」という画面は絶対に出てこないので、自尊心を傷つけられなくて済むのでした。
「誰にでも絶対にクリアできるけど簡単ではない」…矛盾してる?でも、それを体現しているのがこのゲーム。これほどゲーム入門にピッタリなソフトはないんじゃないかと。やり甲斐しかない!字が読めなくても、目的は分かりやすいし操作も複雑ではないので、小さなお子様でも安心してプレイできるハズ。もしこのブログを見ている親御さんがいらっしゃったら、お子様に是非薦めてあげてくださいね。そのうちSwitchで配信されると思うので。あ、「ワリオランド3」は既に配信されているのでそちらもお薦めですよ、と。任天堂の回し者じゃないですよ。
「スーパーゲームボーイ」で起動すると、専用のピクチャーフレームが出現!知ってた?(ただしゲーム画面はゲームボーイカラー起動時より色が少なくなります)
初めて遊んだゲームがこの「ワリオランド2」でなければ、今頃ボクはゲーマーじゃなかったかも。昔から失敗するのが嫌いで、失敗したくないから成功できそうなことしかしない(クソみたいな性分だなぁ〜)。しかし「ワリオランド2」で成功体験を存分に味わったおかげで、他のゲームを遊んだ時に「成功すれば気持ちよくなれる!」とモチベーションを保てるようになったんですね。前向きになったというか。失敗は成功への過程と捉えられるようになったというか。ゲームのステップアップが完璧すぎ。ワリオ様様です。
初めてのゲームは思い入れが大きいので、存分に語らせてもらいました。ここまで読んでいただきありがとうございます、本当に。
めちゃくちゃ余談ですが、「ワリオランド2」が好きすぎて県内のローカルラジオ番組にそのことを書いて送ってみたら、読まれたことがあります。少ぉ〜し、恥ずかしいね〜!
